ストリーミング配信に必要なエンコード性能とは

エンコードの仕組みを理解する
ストリーミング配信では、ゲーム画面や映像をリアルタイムで圧縮して視聴者に届ける必要があります。
この圧縮処理こそがエンコードであり、配信の品質を左右する最も重要な要素なのです。
エンコードには大きく分けてソフトウェアエンコードとハードウェアエンコードの2種類が存在し、それぞれに明確な特徴があることが分かっています。
ソフトウェアエンコードはCPUの演算能力を使って映像を圧縮する方式で、高画質な配信が可能になる反面、CPUに大きな負荷がかかってしまいますよね。
一方のハードウェアエンコードは、グラフィックボードに搭載された専用チップを使用するため、CPUへの負担を大幅に軽減できるのが特徴的。
配信品質を決定づけるのは、ビットレートと解像度、そしてフレームレートのバランスです。
1080p60fpsで配信する場合、最低でも6000kbps以上のビットレートが推奨されており、4K配信ともなれば15000kbps以上が必要になってきます。
このような高負荷な処理を安定して行うには、適切なハードウェア選びが欠かせません。
ゲームプレイと配信を同時に行う負荷
ストリーマーが直面する最大の課題は、ゲームプレイと配信エンコードを同時進行させることにあります。
例えば「Apex Legends」や「VALORANT」のような競技性の高いタイトルでは、144fps以上の高フレームレートを維持しながら、同時に1080p60fpsで配信する必要があるわけです。
この二重の負荷に対応するには、CPUとGPUの両方に余裕を持たせる構成が求められます。
ゲーム側でGPU使用率が80%を超えている状態で、さらにハードウェアエンコードを行うと、フレームドロップや配信の乱れが発生する可能性があるからです。
特にバトルロイヤル系のゲームでは、終盤の密集戦闘時に負荷が急激に上昇したりするかもしれません。
配信ソフトウェアのOBS Studioを使用する場合、プレビュー画面の描画だけでもGPUリソースを消費します。
さらにチャット欄の表示、アラート機能、複数のシーン切り替えなど、配信に必要な要素を追加していくと、想像以上にシステムリソースが圧迫されていくのです。
人気PCゲームタイトル一覧
| ゲームタイトル | 発売日 | 推奨スペック | 公式 URL |
Steam URL |
|---|---|---|---|---|
| Street Fighter 6 / ストリートファイター6 | 2023/06/02 | プロセッサー: Core i7 8700 / Ryzen 5 3600
グラフィック: RTX2070 / Radeon RX 5700XT メモリー: 16 GB RAM |
公式 | steam |
| Monster Hunter Wilds
/ モンスターハンターワイルズ |
2025/02/28 | プロセッサー:Core i5-11600K / Ryzen 5 3600X
グラフィック: GeForce RTX 2070/ RTX 4060 / Radeon RX 6700XT メモリー: 16 GB RAM |
公式 | steam |
| Apex Legends
/ エーペックスレジェンズ |
2020/11/05 | プロセッサー: Ryzen 5 / Core i5
グラフィック: Radeon R9 290/ GeForce GTX 970 メモリー: 8 GB RAM |
公式 | steam |
| ロマンシング サガ2
リベンジオブザセブン |
2024/10/25 | プロセッサー: Core i5-6400 / Ryzen 5 1400
グラフィック:GeForce GTX 1060 / Radeon RX 570 メモリ: 8 GB RAM |
公式 | steam |
| 黒神話:悟空 | 2024/08/20 | プロセッサー: Core i7-9700 / Ryzen 5 5500
グラフィック: GeForce RTX 2060 / Radeon RX 5700 XT / Arc A750 |
公式 | steam |
| メタファー:リファンタジオ | 2024/10/11 | プロセッサー: Core i5-7600 / Ryzen 5 2600
グラフィック:GeForce GTX 970 / Radeon RX 480 / Arc A380 メモリ: 8 GB RAM |
公式 | steam |
| Call of Duty: Black Ops 6 | 2024/10/25 | プロセッサー:Core i7-6700K / Ryzen 5 1600X
グラフィック: GeForce RTX 3060 / GTX 1080Ti / Radeon RX 6600XT メモリー: 12 GB RAM |
公式 | steam |
| ドラゴンボール Sparking! ZERO | 2024/10/11 | プロセッサー: Core i7-9700K / Ryzen 5 3600
グラフィック:GeForce RTX 2060 / Radeon RX Vega 64 メモリ: 16 GB RAM |
公式 | steam |
| ELDEN RING SHADOW OF THE ERDTREE | 2024/06/21 | プロセッサー: Core i7-8700K / Ryzen 5 3600X
グラフィック: GeForce GTX 1070 / RADEON RX VEGA 56 メモリー: 16 GB RAM |
公式 | steam |
| ファイナルファンタジーXIV
黄金のレガシー |
2024/07/02 | プロセッサー: Core i7-9700
グラフィック: GeForce RTX 2060 / Radeon RX 5600 XT メモリー: 16 GB RAM |
公式 | steam |
| Cities: Skylines II | 2023/10/25 | プロセッサー:Core i5-12600K / Ryzen 7 5800X
グラフィック: GeForce RTX 3080 | RadeonRX 6800 XT メモリー: 16 GB RAM |
公式 | steam |
| ドラゴンズドグマ 2 | 2024/03/21 | プロセッサー: Core i7-10700 / Ryzen 5 3600X
グラフィック GeForce RTX 2080 / Radeon RX 6700 メモリー: 16 GB |
公式 | steam |
| サイバーパンク2077:仮初めの自由 | 2023/09/26 | プロセッサー: Core i7-12700 / Ryzen 7 7800X3D
グラフィック: GeForce RTX 2060 SUPER / Radeon RX 5700 XT メモリー: 16 GB RAM |
公式 | steam |
| ホグワーツ・レガシー | 2023/02/11 | プロセッサー: Core i7-8700 / Ryzen 5 3600
グラフィック: GeForce 1080 Ti / Radeon RX 5700 XT メモリー: 16 GB RAM |
公式 | steam |
| TEKKEN 8 / 鉄拳8 | 2024/01/26 | プロセッサー: Core i7-7700K / Ryzen 5 2600
グラフィック: GeForce RTX 2070/ Radeon RX 5700 XT メモリー: 16 GB RAM |
公式 | steam |
| Palworld / パルワールド | 2024/01/19 | プロセッサー: Core i9-9900K
グラフィック: GeForce RTX 2070 メモリー: 32 GB RAM |
公式 | steam |
| オーバーウォッチ 2 | 2023/08/11 | プロセッサー:Core i7 / Ryzen 5
グラフィック: GeForce GTX 1060 / Radeon RX 6400 メモリー: 8 GB RAM |
公式 | steam |
| Monster Hunter RISE: Sunbreak
/ モンスターハンターライズ:サンブレイク |
2022/01/13 | プロセッサー:Core i5-4460 / AMD FX-8300
グラフィック: GeForce GTX 1060 / Radeon RX 570 メモリー: 8 GB RAM |
公式 | steam |
| BIOHAZARD RE:4 | 2023/03/24 | プロセッサー: Ryzen 5 3600 / Core i7 8700
グラフィック: Radeon RX 5700 / GeForce GTX 1070 メモリー: 16 GB RAM |
公式 | steam |
| デッドバイデイライト | 2016/06/15 | プロセッサー: Core i3 / AMD FX-8300
グラフィック: 4GB VRAM以上 メモリー: 8 GB RAM |
公式 | steam |
| Forza Horizon 5 | 2021/11/09 | プロセッサー: Core i5-8400 / Ryzen 5 1500X
グラフィック: GTX 1070 / Radeon RX 590 メモリー: 16 GB RAM |
公式 | steam |
CPUエンコードとGPUエンコードの違い

ソフトウェアエンコード(x264)の特性
x264の最大の強みは、同じビットレートでもハードウェアエンコードより高画質な配信を実現できる点にあります。
特に動きの激しいシーンや細かいテクスチャが多い映像では、その差が顕著に現れることが分かっています。
x264でMediumプリセット以上を使用すると、6000kbpsのビットレートでもハードウェアエンコードの8000kbps相当の画質を得られるともいわれています。
プロストリーマーの多くがx264を選択するのは、この画質面での優位性があるからなんですよね。
x264のSlowプリセットで1080p60fps配信を行う場合、Core Ultra 9 285Kクラスの高性能CPUでも使用率が70%を超えてしまう状況です。
ゲームプレイとの同時進行を考えると、CPU選びは慎重に行う必要があります。
しかし機材コストが倍増するため、本格的に配信活動を行う方向けの選択肢といえるでしょう。
ハードウェアエンコード(NVENC/AMF)の実力
グラフィックボードに搭載された専用エンコーダーを使用するハードウェアエンコードは、CPU負荷をほぼゼロに抑えられる画期的な技術です。
NVIDIAのNVENCとAMDのAMFが代表的で、特にNVENCは第8世代(Turing世代)以降、画質が大幅に向上したことで配信者からの支持を集めています。
GeForce RTX 50シリーズに搭載された最新のNVENCは、AV1コーデックに対応しており、従来のH.264と比較して同じビットレートで約30%も画質が向上しました。
YouTubeやTwitchもAV1配信に対応し始めており、今後の主流になっていく可能性が高いのです。
1PC配信環境でゲームと配信を両立させるなら、ハードウェアエンコード一択になりますが、グラフィックボードの選択が極めて重要になってきます。
エントリークラスのGeForce RTX 5060でも1080p60fps配信は可能ですが、ゲーム側の負荷が高いタイトルでは余裕がなくなる感があります。
Radeon RX 90シリーズのAMFも着実に進化を遂げており、RX 9070XT以上のモデルであれば実用的な配信品質を確保できます。
ただしOBS Studioでの設定項目や対応プラットフォームの面で、NVENCの方が一歩リードしているのが現状でしょう。
エンコード方式の選び方
競技性の高いFPSゲームを配信する場合、ゲーム側のフレームレートを最優先すべきなので、ハードウェアエンコードを選択した方がいいでしょう。
一方でRPGやストラテジーゲームのように、ゲーム側の負荷が比較的軽いジャンルなら、x264で高画質配信を狙うのも効果的です。
登録者数が1万人を超えるような規模になると、視聴者の期待値も上がるため、投資対効果を考えて2PC配信環境を構築する配信者も増えているのが実情です。
配信プラットフォームの仕様も考慮に入れる必要があります。
パソコン おすすめモデル5選
パソコンショップSEVEN ZEFT Z55IX
| 【ZEFT Z55IX スペック】 | |
| CPU | Intel Core Ultra5 235 14コア/14スレッド 5.00GHz(ブースト)/3.40GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5070Ti (VRAM:16GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | Thermaltake S200 TG ARGB Plus ブラック |
| マザーボード | intel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi |
| 電源ユニット | 850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT Z55EKB
| 【ZEFT Z55EKB スペック】 | |
| CPU | Intel Core Ultra7 265KF 20コア/20スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.90GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5070Ti (VRAM:16GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (16GB x2枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | Thermaltake S200 TG ARGB Plus ホワイト |
| CPUクーラー | 水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II White |
| マザーボード | intel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi |
| 電源ユニット | 850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT R60YE
| 【ZEFT R60YE スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen5 8500G 6コア/12スレッド 5.00GHz(ブースト)/3.50GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5060Ti 16GB (VRAM:16GB) |
| メモリ | 16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | Thermaltake S100 TG |
| マザーボード | AMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0 |
| 電源ユニット | 650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT R60GL
| 【ZEFT R60GL スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen7 7700 8コア/16スレッド 5.30GHz(ブースト)/3.80GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5060 (VRAM:8GB) |
| メモリ | 16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | ASUS Prime AP201 Tempered Glass ホワイト |
| マザーボード | AMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0 |
| 電源ユニット | 650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT Z55DN
| 【ZEFT Z55DN スペック】 | |
| CPU | Intel Core Ultra7 265KF 20コア/20スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.90GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX4060 (VRAM:8GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (16GB x2枚 Micron製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | LianLi O11D EVO RGB Black 特別仕様 |
| CPUクーラー | 水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black |
| マザーボード | intel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi |
| 電源ユニット | 650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| 光学式ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ (外付け) |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
ストリーマー向けCPUの選び方

コア数とスレッド数の重要性
ゲームプレイだけなら6コア12スレッドでも十分ですが、配信を加えると最低でも8コア16スレッド、できれば12コア以上が望ましい構成になります。
現代のゲームは4〜6コアを使用するタイトルが増えており、そこにx264エンコードが加わると、さらに4〜8コアを消費してしまいますよね。
OBS Studioやチャットツール、ブラウザなどのバックグラウンドアプリケーションも考慮すると、16コア以上あって初めて余裕のある配信環境が整うのです。
Core Ultra 9 285Kは24コア(8P+16E)構成で、マルチスレッド性能に優れており、x264エンコードとゲームプレイの同時進行に最適といえます。
Pコア(Performance Core)がゲーム処理を担当し、Eコア(Efficiency Core)がエンコードやバックグラウンドタスクを処理する役割分担が可能なのが強みです。
AMD側ではRyzen 9 9950X3Dが16コア32スレッドで、3D V-Cacheによるゲーム性能の向上と、豊富なコア数による配信性能を両立しています。
特にキャッシュヒット率の高いゲームタイトルでは、Intel製品を上回るフレームレートを叩き出すこともあるのです。
シングルスレッド性能とゲームパフォーマンス
配信中のゲームパフォーマンスを左右するのは、実はシングルスレッド性能だったりします。
多くのゲームエンジンはメインスレッドで重要な処理を行うため、1コアあたりの処理速度が高いCPUほど、高フレームレートを維持できるのです。
Core Ultra 7 265Kは、Lion Coveアーキテクチャの採用により、前世代と比較してIPC(クロックあたりの命令実行数)が約15%向上しました。
ベースクロック3.9GHz、ブーストクロック5.5GHzという高クロック動作と相まって、競技性の高いタイトルで優れたパフォーマンスを発揮します。
Ryzen 7 9800X3Dは、3D V-Cacheを搭載しながらも高クロック動作を実現しており、「Counter-Strike 2」や「League of Legends」といったe-sportsタイトルで特に高いフレームレートを記録することが分かっています。
96MBという大容量のL3キャッシュが、頻繁にアクセスされるゲームデータを保持し続けるため、メモリアクセスのレイテンシが劇的に改善されるのです。
おすすめCPUモデル
ストリーマー向けのCPU選びでは、予算と配信スタイルに応じて3つのグレードに分けて考えるとよいかと思います。
エントリーストリーマー向けには、Core Ultra 5 235Fが最適な選択肢になります。
10コア(6P+4E)構成で、ハードウェアエンコードを使用した配信なら十分な性能を持っています。
価格も抑えられており、初めて配信に挑戦する方におすすめなのがこのモデルです。
ただしx264エンコードを使用する場合は、Fastプリセット程度に留めておく必要があるでしょう。
ミドルクラスのストリーマーには、Ryzen 7 9800X3Dが最強の選択肢になります。
8コア16スレッドという一見控えめなスペックながら、3D V-Cacheの効果でゲーム性能は最高クラスを誇り、配信用のコア数も確保されています。
1080p60fps配信をハードウェアエンコードで行いながら、ゲーム側で200fps以上を維持できる実力は、競技シーンで活躍する配信者にとって理想的です。
プロストリーマーやx264での高画質配信を目指すなら、Core Ultra 9 285Kが頂点に立ちます。
24コア構成は、x264のSlowプリセットでも余裕を持って処理でき、複数のゲームを同時起動したり、動画編集ソフトを立ち上げながら配信したりする場合もありますが、このCPUなら問題なく対応できます。
NPUの搭載により、AI機能を使った背景除去やノイズ除去もリアルタイムで処理可能になっているのです。
コストパフォーマンスを重視するなら、Core Ultra 7 265KFが絶妙なバランスを持っています。
内蔵GPUを省略したFモデルは価格が抑えられており、どうせ別途グラフィックボードを搭載するストリーマーにとっては無駄のない選択。
14コア(8P+6E)構成は、ほとんどの配信シーンで不足を感じることはないでしょう。
最新CPU性能一覧
| 型番 | コア数 | スレッド数 | 定格クロック | 最大クロック | Cineスコア Multi |
Cineスコア Single |
公式 URL |
価格com URL |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Core Ultra 9 285K | 24 | 24 | 3.20GHz | 5.70GHz | 43191 | 2445 | 公式 | 価格 |
| Ryzen 9 9950X | 16 | 32 | 4.30GHz | 5.70GHz | 42943 | 2250 | 公式 | 価格 |
| Ryzen 9 9950X3D | 16 | 32 | 4.30GHz | 5.70GHz | 41972 | 2241 | 公式 | 価格 |
| Core i9-14900K | 24 | 32 | 3.20GHz | 6.00GHz | 41263 | 2339 | 公式 | 価格 |
| Ryzen 9 7950X | 16 | 32 | 4.50GHz | 5.70GHz | 38722 | 2061 | 公式 | 価格 |
| Ryzen 9 7950X3D | 16 | 32 | 4.20GHz | 5.70GHz | 38646 | 2032 | 公式 | 価格 |
| Core Ultra 7 265K | 20 | 20 | 3.30GHz | 5.50GHz | 37408 | 2337 | 公式 | 価格 |
| Core Ultra 7 265KF | 20 | 20 | 3.30GHz | 5.50GHz | 37408 | 2337 | 公式 | 価格 |
| Core Ultra 9 285 | 24 | 24 | 2.50GHz | 5.60GHz | 35773 | 2179 | 公式 | 価格 |
| Core i7-14700K | 20 | 28 | 3.40GHz | 5.60GHz | 35632 | 2216 | 公式 | 価格 |
| Core i9-14900 | 24 | 32 | 2.00GHz | 5.80GHz | 33877 | 2190 | 公式 | 価格 |
| Ryzen 9 9900X | 12 | 24 | 4.40GHz | 5.60GHz | 33016 | 2219 | 公式 | 価格 |
| Core i7-14700 | 20 | 28 | 2.10GHz | 5.40GHz | 32647 | 2085 | 公式 | 価格 |
| Ryzen 9 9900X3D | 12 | 24 | 4.40GHz | 5.50GHz | 32536 | 2175 | 公式 | 価格 |
| Ryzen 9 7900X | 12 | 24 | 4.70GHz | 5.60GHz | 29355 | 2023 | 公式 | 価格 |
| Core Ultra 7 265 | 20 | 20 | 2.40GHz | 5.30GHz | 28639 | 2139 | 公式 | 価格 |
| Core Ultra 7 265F | 20 | 20 | 2.40GHz | 5.30GHz | 28639 | 2139 | 公式 | 価格 |
| Core Ultra 5 245K | 14 | 14 | 3.60GHz | 5.20GHz | 25538 | 0 | 公式 | 価格 |
| Core Ultra 5 245KF | 14 | 14 | 3.60GHz | 5.20GHz | 25538 | 2157 | 公式 | 価格 |
| Ryzen 7 9700X | 8 | 16 | 3.80GHz | 5.50GHz | 23166 | 2194 | 公式 | 価格 |
| Ryzen 7 9800X3D | 8 | 16 | 4.70GHz | 5.40GHz | 23154 | 2075 | 公式 | 価格 |
| Core Ultra 5 235 | 14 | 14 | 3.40GHz | 5.00GHz | 20927 | 1844 | 公式 | 価格 |
| Ryzen 7 7700 | 8 | 16 | 3.80GHz | 5.30GHz | 19573 | 1922 | 公式 | 価格 |
| Ryzen 7 7800X3D | 8 | 16 | 4.50GHz | 5.40GHz | 17792 | 1801 | 公式 | 価格 |
| Core i5-14400 | 10 | 16 | 2.50GHz | 4.70GHz | 16101 | 1763 | 公式 | 価格 |
| Ryzen 5 7600X | 6 | 12 | 4.70GHz | 5.30GHz | 15341 | 1965 | 公式 | 価格 |
グラフィックボードのエンコーダー性能


NVENC第9世代の進化
GeForce RTX 50シリーズに搭載された第9世代NVENCは、ストリーミング配信の世界に革命をもたらす予感させる画期的な進化を遂げています。
最大の特徴は、AV1エンコードの性能向上と、複数ストリーム同時エンコードへの対応です。
AV1コーデックは、H.264と比較して同じビットレートで約30%、H.265(HEVC)と比較しても約20%の画質向上を実現します。
つまり6000kbpsのビットレート制限があるプラットフォームでも、従来の8000kbps相当の画質で配信できるようになったわけです。
GeForce RTX 5070Ti以上のモデルでは、デュアルエンコーダーが搭載されており、メイン配信とアーカイブ用の高画質録画を同時に行えるのが大きな魅力です。
RTX 5090に至っては、トリプルエンコーダーを搭載しており、メイン配信、サブ配信(別プラットフォーム)、ローカル録画の3系統を同時処理できるのは驚きのひとことです。
AMF(AMD Media Framework)の実力
Radeon RX 90シリーズに搭載された第2世代AIアクセラレータは、AMFエンコーダーの性能を大幅に引き上げました。
特にFSR 4との連携により、ゲーム側の負荷を軽減しながら高画質配信を実現できる点が注目されています。
AMFもAV1エンコードに対応しており、RX 9070XT以上のモデルでは実用的な速度と画質を両立しています。
NVENCと比較すると、細かい設定項目や対応ソフトウェアの面でやや劣りますが、価格対性能比では優れた選択肢になるでしょう。
RX 9070XTは、16GBという大容量VRAMを搭載しており、4K解像度でのゲームプレイと配信を同時に行う場合に余裕が生まれます。
特に「Cyberpunk 2077」や「Starfield」のようなVRAM消費の激しいタイトルでは、12GB搭載のRTX 5070Tiよりも安定したパフォーマンスを発揮する場合もあります。
ただしOBS Studioでの設定は、NVENCと比べて若干複雑になる傾向があります。
プリセットの選択肢が少なく、ビットレートやキーフレーム間隔などを手動で調整する必要があるため、配信初心者にはハードルが高いかもしれません。
パソコン おすすめモデル5選
パソコンショップSEVEN ZEFT R60YP


| 【ZEFT R60YP スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen7 7700 8コア/16スレッド 5.30GHz(ブースト)/3.80GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5060Ti 16GB (VRAM:16GB) |
| メモリ | 16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | Antec P20C ブラック |
| マザーボード | AMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0 |
| 電源ユニット | 650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT R60FF


| 【ZEFT R60FF スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen9 9950X 16コア/32スレッド 5.70GHz(ブースト)/4.30GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5070Ti (VRAM:16GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (16GB x2枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | Fractal Design Pop XL Air RGB TG |
| CPUクーラー | 空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400 |
| マザーボード | AMD B850 チップセット GIGABYTE製 B850 AORUS ELITE WIFI7 |
| 電源ユニット | 1000W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (アスロック製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| 光学式ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ (内蔵) |
| OS | Microsoft Windows 11 Pro |
パソコンショップSEVEN ZEFT R61IA


| 【ZEFT R61IA スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen9 9950X 16コア/32スレッド 5.70GHz(ブースト)/4.30GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5060Ti 16GB (VRAM:16GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | INWIN A1 PRIME ピンク |
| CPUクーラー | 空冷 サイズ製 空冷CPUクーラー SCYTHE() MUGEN6 BLACK EDITION |
| マザーボード | AMD B850 チップセット ASRock製 B850I Lightning WiFi |
| 電源ユニット | 750W 80Plus GOLD認証 |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| 光学式ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ (外付け) |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT Z56BG


| 【ZEFT Z56BG スペック】 | |
| CPU | Intel Core Ultra7 265KF 20コア/20スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.90GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5070Ti (VRAM:16GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (16GB x2枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | ASUS Prime AP201 Tempered Glass ホワイト |
| CPUクーラー | 空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400 DIGITAL WH |
| マザーボード | intel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi |
| 電源ユニット | 850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Pro |
パソコンショップSEVEN EFFA G08IB


| 【EFFA G08IB スペック】 | |
| CPU | Intel Core Ultra7 265KF 20コア/20スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.90GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX4060Ti (VRAM:8GB) |
| メモリ | 64GB DDR5 (32GB x2枚 Micron製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | Antec P10 FLUX |
| CPUクーラー | 水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black |
| マザーボード | intel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi |
| 電源ユニット | 650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| 光学式ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ (内蔵) |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
ストリーマー向けグラフィックボード選び
配信用途でグラフィックボードを選ぶ際は、エンコーダー性能とゲーム性能のバランスを見極める必要があります。
1080p60fps配信が主体なら、GeForce RTX 5060Tiで必要十分な性能を確保できます。
GDDR7メモリの採用により、メモリ帯域が前世代から大幅に向上しており、高リフレッシュレートでのゲームプレイと配信の同時進行も余裕を持って処理できるのです。
1440p配信や4K配信を視野に入れるなら、GeForce RTX 5070以上が必須になってきます。
特にRTX 5070Tiは、12GBのVRAMと高性能なNVENCを搭載しており、将来的な配信品質の向上にも対応できる拡張性があります。
価格とのバランスを考えると、最もコストパフォーマンスに優れた選択といえるでしょう。
プロストリーマーやマルチストリーミングを行う配信者には、RTX 5080が理想的です。
デュアルエンコーダーの性能が最大限に発揮され、複数プラットフォームへの同時配信でもフレームドロップが発生しません。
16GBのVRAMは、配信ソフトウェアの複数シーン設定や、高解像度のオーバーレイ素材を使用する際にも余裕を生み出します。
AMD製品を選ぶなら、RX 9070XTが最適なバランスを持っています。
価格はRTX 5070と同等ながら、VRAMが16GBと多く、長時間配信での安定性に優れています。
ただし配信設定の最適化には時間がかかるため、ある程度の知識と経験を持った配信者向けの選択肢になるでしょう。
最新グラフィックボード(VGA)性能一覧
| GPU型番 | VRAM | 3DMarkスコア TimeSpy |
3DMarkスコア FireStrike |
TGP | 公式 URL |
価格com URL |
|---|---|---|---|---|---|---|
| GeForce RTX 5090 | 32GB | 48835 | 101050 | 575W | 公式 | 価格 |
| GeForce RTX 5080 | 16GB | 32246 | 77396 | 360W | 公式 | 価格 |
| Radeon RX 9070 XT | 16GB | 30242 | 66181 | 304W | 公式 | 価格 |
| Radeon RX 7900 XTX | 24GB | 30165 | 72788 | 355W | 公式 | 価格 |
| GeForce RTX 5070 Ti | 16GB | 27244 | 68331 | 300W | 公式 | 価格 |
| Radeon RX 9070 | 16GB | 26585 | 59716 | 220W | 公式 | 価格 |
| GeForce RTX 5070 | 12GB | 22015 | 56308 | 250W | 公式 | 価格 |
| Radeon RX 7800 XT | 16GB | 19978 | 50045 | 263W | 公式 | 価格 |
| Radeon RX 9060 XT 16GB | 16GB | 16610 | 39030 | 145W | 公式 | 価格 |
| GeForce RTX 5060 Ti 16GB | 16GB | 16042 | 37868 | 180W | 公式 | 価格 |
| GeForce RTX 5060 Ti 8GB | 8GB | 15903 | 37648 | 180W | 公式 | 価格 |
| Arc B580 | 12GB | 14682 | 34617 | 190W | 公式 | 価格 |
| Arc B570 | 10GB | 13784 | 30592 | 150W | 公式 | 価格 |
| GeForce RTX 5060 | 8GB | 13242 | 32080 | 145W | 公式 | 価格 |
| Radeon RX 7600 | 8GB | 10854 | 31467 | 165W | 公式 | 価格 |
| GeForce RTX 4060 | 8GB | 10683 | 28337 | 115W | 公式 | 価格 |
メモリとストレージの最適化


配信に必要なメモリ容量
この環境下では、32GBのメモリが最低ラインであり、本格的な配信活動を行うなら64GBを推奨します。
最新のAAAタイトルは、単体で16GB近いメモリを消費するケースが増えています。
例えば「Hogwarts Legacy」や「The Last of Us Part I」といったタイトルでは、推奨メモリが16GBとなっており、実際のプレイでは12〜14GBを使用することが分かっています。
ここにOBS Studioが2〜4GB、ブラウザが2〜3GB、その他のツールで2GB程度を消費すると、32GBでもギリギリの状況になってしまいますよね。
64GBあれば、配信中にメモリ不足を心配する必要はほとんどないでしょう。
さらに配信後の動画編集作業も同じPCで行う場合、Adobe Premiere ProやDaVinci Resolveは大量のメモリを要求するため、64GB構成の恩恵は計り知れません。
高速ストレージの重要性
配信録画ファイルは、1時間の1080p60fps配信で約4〜6GBのサイズになります。
毎日3時間配信を行うと、月間で360〜540GBものデータが蓄積されていくわけです。
この大容量データを高速に読み書きするには、PCIe Gen.4以上のNVMe SSDが必須になります。
システムドライブには1TBのGen.4 SSDを使用し、録画データ用に別途2TB以上のSSDを用意する構成が理想的です。
録画中にシステムドライブとデータドライブを分離することで、書き込み処理の競合を避け、ゲームのロード時間やOBSの動作が安定します。
Gen.5 SSDは読み込み速度が14,000MB/sを超える圧倒的な性能を持っていますが、配信用途では必要性が低く、発熱も大きいため、コストパフォーマンスを考えるとGen.4 SSDが最適解になります。
WD Black SN850XやCrucial P5 Plusといった定番モデルは、7,000MB/s前後の読み込み速度を持ち、配信録画の書き込みでも余裕のある性能を発揮するのです。
メモリとストレージの推奨構成
この構成なら、ほとんどのゲームタイトルで安定した配信が可能であり、初期投資も抑えられます。
録画データの管理が楽になり、過去の配信アーカイブを参照しながら新しい配信を行うといった使い方もスムーズになるのです。
プロストリーマーや動画編集も行う配信者には、DDR5-6000 64GB(32GB×2)とGen.4 SSD 2TB(システム)+ 4TB(録画・編集作業用)+ 4TB(アーカイブ)の構成が理想的です。
システムドライブを2TBにすることで、複数のゲームをインストールしたまま運用でき、配信タイトルの切り替えがスムーズになります。
メモリメーカーは、Micron(Crucial)やG.Skillの製品が信頼性と価格のバランスに優れています。
特にCrucial製のメモリは、Micron自社製のチップを使用しており、相性問題が起きにくいのが特徴です。
SSDについても、WDやCrucialの製品を選んでおけば、まず失敗することはないでしょう。
冷却システムと電源の選定


CPUクーラーの選び方
Core Ultra 9 285KやRyzen 9 9950X3DといったハイエンドCPUは、全コア稼働時に200W以上の発熱を生み出すため、適切な冷却システムが不可欠です。
空冷CPUクーラーでは、DEEPCOOLのAK620やNoctuaのNH-D15が定番の選択肢になります。
本格的な配信環境を構築するなら、360mm簡易水冷クーラーが最適解といえます。
ラジエーターをケース天板に設置すれば、ケース内の熱気を効率的に排出できるのです。
Ryzen 7 9800X3Dのような3D V-Cache搭載モデルは、キャッシュダイの構造上、熱が集中しやすい特性があります。
このため280mm以上の水冷クーラーを使用することで、ブースト動作を最大限に引き出せるようになり、配信中のゲームパフォーマンスが向上するのです。
パソコン おすすめモデル4選
パソコンショップSEVEN ZEFT R60GS


| 【ZEFT R60GS スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen9 9950X 16コア/32スレッド 5.70GHz(ブースト)/4.30GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5060Ti 16GB (VRAM:16GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | ASUS Prime AP201 Tempered Glass ホワイト |
| CPUクーラー | 水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II White |
| マザーボード | AMD X870 チップセット GIGABYTE製 X870M AORUS ELITE WIFI7 ICE |
| 電源ユニット | 650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT R60HK


| 【ZEFT R60HK スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen7 9800X3D 8コア/16スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.70GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5070 (VRAM:12GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | Thermaltake S100 TG |
| CPUクーラー | 空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400 |
| マザーボード | AMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0 |
| 電源ユニット | 750W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT R60HJ


| 【ZEFT R60HJ スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen9 9900X 12コア/24スレッド 5.60GHz(ブースト)/4.40GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5070 (VRAM:12GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | Thermaltake S200 TG ARGB Plus ホワイト |
| CPUクーラー | 空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400 DIGITAL WH |
| マザーボード | AMD X870 チップセット GIGABYTE製 X870M AORUS ELITE WIFI7 ICE |
| 電源ユニット | 750W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT R60AW


| 【ZEFT R60AW スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen7 9800X3D 8コア/16スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.70GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX4060 (VRAM:8GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (16GB x2枚 Micron製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | LianLi O11D EVO RGB Black 特別仕様 |
| CPUクーラー | 空冷 サイズ製 空冷CPUクーラー SCYTHE() MUGEN6 BLACK EDITION |
| マザーボード | AMD B650 チップセット ASRock製 B650M Pro X3D WiFi |
| 電源ユニット | 650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| 光学式ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ (外付け) |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
電源容量の計算方法
ストリーマー向けPCの電源選びでは、総消費電力の1.5倍程度の容量を確保するのが基本です。
例えばCore Ultra 7 265K(最大200W)とGeForce RTX 5070Ti(最大285W)の組み合わせでは、CPU+GPUだけで485Wになります。
ここにマザーボード、メモリ、ストレージ、冷却ファンなどの周辺機器で約100Wを加算すると、総消費電力は585W程度。
80 PLUS Gold認証以上の電源を選ぶことで、変換効率が高く、発熱と電気代を抑えられます。
特に長時間配信を行う場合、電源の変換効率の差が年間の電気代に影響してくるため、初期投資を惜しまない方がトータルコストは安くなるのです。
GeForce RTX 5080やRTX 5090を使用する場合は、1000W以上の電源が必須になります。
RTX 5090の最大消費電力は575Wに達し、瞬間的なピーク電力はさらに高くなるため、余裕を持った電源選びが重要です。
電源容量が不足すると、負荷が高い場面で突然シャットダウンする可能性があり、配信中のトラブルは視聴者の信頼を損なう結果になってしまいますよね。
モジュラー式電源を選ぶことで、ケーブルマネジメントが容易になり、ケース内のエアフローも改善されます。
特にピラーレスケースのような見た目を重視する構成では、不要なケーブルを取り外せるモジュラー式のメリットが大きいのです。
ケースのエアフロー設計
配信用PCのケース選びでは、冷却性能と静音性のバランスが重要になります。
長時間配信では、ケース内に熱がこもると、CPUやGPUのブースト動作が制限され、パフォーマンスが低下してしまう可能性があるからです。
フロントに3基、リアに1基、天板に3基のファンを搭載できるミドルタワーケースが、配信用途では理想的な構成になります。
フロント吸気、リア・天板排気という基本的なエアフローを構築することで、ケース内の空気が効率的に循環し、各パーツの温度を適切に保てるのです。
NZXTのH9 FlowやLian LiのO11 Dynamicといったピラーレスケースは、強化ガラスパネルで内部が見渡せるため、配信中にPCを映す演出にも使えます。
RGB照明を組み合わせれば、視覚的なインパクトも加わり、配信の雰囲気作りに貢献するでしょう。
静音性を重視するなら、Fractal DesignのDefine 7やCorsairの5000D Airflowがおすすめです。
吸音材を内蔵しながらも十分なエアフローを確保しており、マイクが拾うノイズを最小限に抑えられます。
特にASMR配信や音楽配信を行う場合、PC動作音が配信に乗らないよう配慮する必要があるため、静音ケースの選択は重要なのです。
おすすめのストリーマー向けPC構成


エントリー構成(15万円前後)
この価格帯でも、1080p60fps配信とゲームプレイの同時進行は十分に可能です。
| パーツ | 推奨モデル | 価格目安 |
|---|---|---|
| CPU | Core Ultra 5 235F | 28,000円 |
| グラフィックボード | GeForce RTX 5060Ti | 52,000円 |
| メモリ | DDR5-5600 32GB | 14,000円 |
| ストレージ | Gen.4 SSD 1TB×2 | 20,000円 |
| マザーボード | B860チップセット | 18,000円 |
| CPUクーラー | 空冷デュアルタワー | 6,000円 |
| 電源 | 750W 80PLUS Gold | 12,000円 |
| ケース | ミドルタワー | 8,000円 |
この構成では、ハードウェアエンコード(NVENC)を使用した配信が基本になります。
Core Ultra 5 235Fの10コア構成は、ゲームプレイに十分な性能を持ち、バックグラウンドで動作する配信ソフトウェアやチャットツールも余裕を持って処理できるのです。
GeForce RTX 5060Tiは、最新のNVENCを搭載しており、AV1エンコードにも対応しています。
8GBのVRAMは、1080p解像度のゲームなら問題なく動作し、配信用のオーバーレイ素材を表示する余裕もあります。
「Apex Legends」や「VALORANT」といった競技性の高いタイトルでも、144fps以上を維持しながら配信できる実力を持っているのです。
ストレージを2基搭載することで、システムドライブと録画ドライブを分離し、書き込み処理の競合を避けられます。
配信アーカイブが増えてきたら、外付けHDDを追加してバックアップを取る運用がコストパフォーマンスに優れているでしょう。
ミドル構成(25万円前後)
この価格帯では、x264エンコードも視野に入れられ、配信品質を大幅に向上させられるのです。
| パーツ | 推奨モデル | 価格目安 |
|---|---|---|
| CPU | Ryzen 7 9800X3D | 68,000円 |
| グラフィックボード | GeForce RTX 5070Ti | 88,000円 |
| メモリ | DDR5-5600 64GB | 26,000円 |
| ストレージ | Gen.4 SSD 1TB + 2TB | 28,000円 |
| マザーボード | X870チップセット | 28,000円 |
| CPUクーラー | 280mm簡易水冷 | 18,000円 |
| 電源 | 850W 80PLUS Gold | 15,000円 |
| ケース | ピラーレスケース | 18,000円 |
Ryzen 7 9800X3Dは、ゲーム性能と配信性能を高次元でバランスさせた、ストリーマーにとって最強のCPUといえます。
3D V-Cacheによるキャッシュヒット率の向上で、ゲーム側のフレームレートが飛躍的に向上し、競技シーンで求められる高フレームレート環境を実現できます。
GeForce RTX 5070Tiは、12GBのVRAMを搭載しており、1440p解像度でのゲームプレイと配信を余裕を持って処理できます。
デュアルエンコーダーにより、メイン配信とローカル録画を同時に行っても、ゲームパフォーマンスへの影響はほとんど感じられません。
64GBのメモリは、配信中に動画編集ソフトを立ち上げたり、複数のゲームをインストールしたまま運用したりする場合に真価を発揮します。
配信後すぐにハイライト動画を編集してアップロードする、といったワークフローもスムーズに行えるのです。
280mm簡易水冷クーラーは、Ryzen 7 9800X3Dの発熱を効率的に処理し、ブースト動作を最大限に引き出します。
配信中の長時間高負荷状態でも、CPU温度を70度以下に保てるため、サーマルスロットリングの心配がありません。
ハイエンド構成(40万円以上)
プロストリーマーや、最高品質の配信を目指す配信者には、妥協のないハイエンド構成が必要になります。
| パーツ | 推奨モデル | 価格目安 |
|---|---|---|
| CPU | Core Ultra 9 285K | 78,000円 |
| グラフィックボード | GeForce RTX 5080 | 168,000円 |
| メモリ | DDR5-6000 64GB | 32,000円 |
| ストレージ | Gen.4 SSD 2TB + 4TB | 58,000円 |
| マザーボード | Z890チップセット | 42,000円 |
| CPUクーラー | 360mm簡易水冷 | 28,000円 |
| 電源 | 1000W 80PLUS Platinum | 24,000円 |
| ケース | プレミアムケース | 28,000円 |
Core Ultra 9 285Kの24コア構成は、x264エンコードとゲームプレイを完全に分離して処理できる余裕があります。
Pコアがゲーム処理を担当し、Eコアがエンコードやバックグラウンドタスクを処理する役割分担により、どちらのパフォーマンスも最大限に引き出せるのです。
GeForce RTX 5080は、16GBの大容量VRAMとデュアルエンコーダーを搭載し、複数プラットフォームへの同時配信を余裕を持って処理できます。
TwitchとYouTubeで同時配信を行いながら、ローカルには最高画質で録画するといった使い方も、フレームドロップなしで実現できるのです。
6TBのストレージ構成は、大量の配信アーカイブを保存でき、過去の配信を参照しながら新しいコンテンツを作成する際に便利です。
システムドライブを2TBにすることで、複数のゲームタイトルをインストールしたまま運用でき、配信タイトルの切り替えが瞬時に行えます。
360mm簡易水冷クーラーは、Core Ultra 9 285Kの発熱を完璧に処理し、全コア稼働時でも安定した動作を保証します。
RGB照明を搭載したモデルを選べば、配信中にPCを映す演出にも活用でき、視覚的なインパクトを与えられるでしょう。
BTOパソコンでのカスタマイズポイント


BTOショップの選び方
ストリーマー向けの構成では、CPUとグラフィックボードだけでなく、メモリやストレージ、CPUクーラーのメーカーまで指定できるショップを選ぶべきです。
特にストレージは、メーカーによって書き込み速度や耐久性に差があるため、信頼性の高いメーカーを選択できるのは大きなメリットなのです。
CPUクーラーのカスタマイズでは、標準の空冷クーラーから簡易水冷への変更が可能かどうかをチェックしましょう。
ハイエンドCPUを選択する場合、標準クーラーでは冷却性能が不足する可能性があり、後から自分で交換するのは手間がかかってしまいますよね。
保証期間とサポート体制も重要な選択基準になります。
配信用PCは長時間稼働が前提となるため、3年保証や延長保証のオプションがあるショップを選ぶことで、万が一のトラブル時にも安心できます。
カスタマイズの優先順位
BTOパソコンのカスタマイズでは、予算に応じて優先順位をつける必要があります。
最も重要なのはCPUとグラフィックボードの選択であり、ここを妥協すると配信品質に直結する影響が出てしまうのです。
次に優先すべきはメモリ容量で、標準構成が16GBの場合は必ず32GB以上にアップグレードしましょう。
メモリ不足は配信中のフリーズやクラッシュの原因になり、視聴者に迷惑をかける結果になります。
64GBへのアップグレードは、予算に余裕があれば検討する価値がありますが、32GBでも実用上は問題ないでしょう。
ストレージは、容量よりも構成を重視すべきです。
システムドライブと録画ドライブを分離する2ドライブ構成は、配信の安定性に大きく貢献します。
CPUクーラーのアップグレードは、選択したCPUによって判断します。
一方でCore Ultra 5 235FやRyzen 5 9600のようなミドルクラスCPUなら、標準の空冷クーラーでも十分に冷却できるのです。
おすすめBTO構成例
エントリーストリーマー向けのBTO構成では、ベースモデルにCore Ultra 5 235FとGeForce RTX 5060Tiを搭載したモデルを選び、メモリを32GBにアップグレード、ストレージを1TB SSD×2のデュアル構成にカスタマイズするのが基本です。
この構成なら、追加費用を抑えながらも配信に必要な性能を確保できます。
ミドルクラスのストリーマーには、Ryzen 7 9800X3DとGeForce RTX 5070Tiを搭載したベースモデルに、メモリ64GB、ストレージ1TB + 2TBのトリプル構成、280mm簡易水冷クーラーへのアップグレードを推奨します。
この構成は、BTOショップの標準ラインナップにはないことが多いため、カスタマイズの自由度が高いショップを選ぶ必要があるのです。
プロストリーマー向けには、Core Ultra 9 285KとGeForce RTX 5080を搭載した最上位モデルをベースに、メモリ64GB、ストレージ2TB + 4TB、360mm簡易水冷クーラー、1000W電源へのアップグレードを行います。
この構成は総額が40万円を超えますが、あらゆる配信スタイルに対応できる万能性を持っているのです。
BTOパソコンのメリットは、組み立ての手間が省けることと、初期不良時の対応が一括で受けられることにあります。
自作PCに不安がある方や、すぐに配信を始めたい方にとって、BTOパソコンは最適な選択肢になるでしょう。
配信ソフトウェアの設定最適化


OBS Studioのエンコーダー設定
NVENCを使用する場合、エンコーダーは「NVIDIA NVENC H.264」または「NVIDIA NVENC AV1」を選択します。
AV1は画質面で優れていますが、配信プラットフォームの対応状況を確認する必要があります。
YouTubeは完全対応していますが、Twitchは一部のパートナーのみ対応という状況です。
レート制御は「CBR(固定ビットレート)」を選択し、ビットレートは配信プラットフォームの推奨値に合わせます。
Twitchなら6000kbps、YouTubeなら8000〜10000kbpsが一般的です。
キーフレーム間隔は2秒(フレームレート×2)に設定することで、視聴者側のバッファリングを最適化できます。
プロファイルは「high」、レベルは「auto」で問題ありません。
x264エンコーダーの設定
CPUエンコードを使用する場合、x264エンコーダーの設定が配信品質を大きく左右します。
プリセットの選択が最も重要で、CPUの性能に応じて適切なものを選ぶ必要があるのです。
Core Ultra 7 265KクラスのミドルハイエンドCPUなら、「veryfast」または「faster」プリセットが現実的な選択肢になります。
「medium」プリセットは画質面で優れていますが、CPU使用率が80%を超えるため、ゲームプレイとの同時進行では厳しい場合があります。
Core Ultra 9 285Kのようなハイエンドモデルなら、「fast」または「medium」プリセットも視野に入ってきます。
特に動きの激しいFPSゲームではなく、RPGやストラテジーゲームの配信なら、「medium」プリセットで高画質配信を実現できるのです。
レート制御は「CBR」、ビットレートは8000〜10000kbpsに設定します。
x264の場合、同じビットレートでもNVENCより高画質になるため、プラットフォームの上限ビットレートを最大限に活用すべきです。
配信設定のトラブルシューティング
配信中にフレームドロップが発生する場合、まずエンコーダーの負荷を確認する必要があります。
NVENCでエンコードラグが発生する場合、プリセットを「Quality」から「Performance」に変更するか、ビットレートを下げることで改善できます。
それでも解決しない場合は、ゲーム側のグラフィック設定を下げて、GPU使用率を減らす必要があるでしょう。
x264でエンコードラグが発生する場合、プリセットを一段階速いものに変更します。
「medium」から「fast」、「fast」から「veryfast」といった具合です。
それでも改善しない場合は、NVENCへの切り替えを検討すべきでしょう。
ネットワークの問題でフレームドロップが発生している場合、「ドロップフレーム」の数値が増加します。
この場合は、ビットレートを下げるか、配信サーバーを変更することで改善できる可能性があります。
有線LAN接続を使用し、配信中は他のデバイスで大容量ダウンロードを行わないよう注意が必要です。
配信環境の周辺機器


マイクとオーディオインターフェース
配信の音質は、視聴者の満足度に直結する重要な要素です。
PC内蔵マイクやヘッドセットのマイクでは、ノイズが多く、声の明瞭さに欠けるため、専用のUSBマイクまたはXLRマイクの導入を検討すべきでしょう。
USBマイクは、手軽に高音質を実現できる選択肢です。
Blue YetiやAudio-Technica AT2020USB+といった定番モデルは、プラグアンドプレイで使用でき、音質も配信用途には十分です。
価格も1万円台から2万円台と手頃で、初めて配信を始める方におすすめなのがこのタイプになります。
本格的な音質を追求するなら、XLRマイクとオーディオインターフェースの組み合わせが理想的です。
Shure SM7BやElectro-Voice RE20といったプロ仕様のマイクは、放送局でも使用される高音質を提供し、ノイズ耐性も優れています。
オーディオインターフェースは、Focusrite Scarlett 2i2やYAMAHA AG03といったモデルが配信者に人気です。
マイクアームやポップガードも重要な周辺機器になります。
マイクアームを使用することで、デスク上のスペースを有効活用でき、口元との距離を一定に保てます。
ポップガードは、破裂音(パ行、タ行)のノイズを軽減し、聞きやすい音声を実現するのです。
キャプチャーボードと2PC配信
配信品質を極限まで高めるなら、2PC配信環境の構築が最終的な選択肢になります。
メインPCでゲームプレイに専念し、配信PCでエンコードを行うことで、両方のパフォーマンスを最大化できるのです。
2PC配信には、キャプチャーボードが必須になります。
Elgato HD60 X、AVerMedia Live Gamer ULTRA 2.1といった外付け型キャプチャーボードは、4K60fpsのパススルーに対応しており、メインPCのゲーム画面を遅延なく配信PCに転送できます。
配信PC側の構成は、エンコードに特化した構成が理想的です。
Core Ultra 7 265Kのような高性能CPUと、16GBのメモリ、1TBのSSDがあれば、x264のSlowプリセットでも余裕を持ってエンコードできます。
グラフィックボードは、配信用途では高性能なものは不要で、GeForce RTX 5060程度で十分でしょう。
2PC配信のメリットは、メインPCのゲームパフォーマンスが一切影響を受けないことと、配信PCでトラブルが発生してもゲームプレイは継続できることにあります。
照明とカメラ
顔出し配信を行う場合、照明とカメラの品質が視聴者の印象を大きく左右します。
暗い映像や粗い画質では、プロフェッショナルな印象を与えられず、視聴者の離脱率が高まってしまいますよね。
リングライトやソフトボックスライトを使用することで、顔全体を均一に照らし、影を減らせます。
色温度は5000K〜5500Kの昼光色が自然な肌色を再現でき、長時間配信でも目が疲れにくいのです。
調光機能付きのライトを選べば、時間帯や部屋の明るさに応じて調整できます。
カメラは、Webカメラでも高画質なモデルが増えています。
価格も2万円前後と手頃で、USB接続で簡単に使用できます。
さらに高画質を求めるなら、ミラーレスカメラをWebカメラとして使用する方法もあります。
Sony α6400やCanon EOS M50 Mark IIは、USB接続でWebカメラとして認識され、圧倒的な画質とボケ味を実現できます。
配信PCのメンテナンスと長期運用


定期的な清掃とメンテナンス
配信用PCは長時間稼働が前提となるため、定期的なメンテナンスが性能維持に欠かせません。
特にケース内部のホコリは、冷却性能を低下させ、パーツの寿命を縮める原因になってしまうのです。
月に1回程度、ケースを開けてエアダスターでホコリを除去しましょう。
特にCPUクーラーのヒートシンクやグラフィックボードのファン、ケースファンのブレードにはホコリが溜まりやすく、放置すると冷却効率が大幅に低下します。
簡易水冷クーラーのラジエーターも、目詰まりしやすい部分なので注意が必要です。
グラフィックボードのサーマルペーストは、2〜3年で劣化することが分かっています。
温度が以前より10度以上高くなった場合、サーマルペーストの塗り直しを検討すべきでしょう。
ただし保証期間内の分解は保証対象外になる可能性があるため、慎重に判断する必要があります。
ストレージの健康状態も定期的にチェックしましょう。
CrystalDiskInfoのようなツールを使用すれば、SSDの書き込み量や残り寿命を確認できます。
ソフトウェアの最適化
配信PCのパフォーマンスを維持するには、ソフトウェア面の最適化も重要になります。
不要なバックグラウンドアプリケーションは、CPUやメモリを消費し、配信の安定性を損なう原因になってしまいますよね。
Windowsのスタートアップ設定を見直し、配信に不要なアプリケーションの自動起動を無効化しましょう。
特にクラウドストレージの同期ソフトや、メッセージアプリ、アップデートチェッカーなどは、配信中に帯域を消費する可能性があります。
グラフィックドライバーは、常に最新版を使用することで、ゲームのパフォーマンスと安定性が向上します。
NVIDIAのGeForce ExperienceやAMDのAdrenalin Softwareを使用すれば、ドライバーの更新通知を受け取れます。
ただし配信直前のアップデートは避け、事前にテストを行ってから本番配信に臨むべきでしょう。
FPSゲーム用、RPG用、雑談配信用など、用途に応じた設定を保存しておけば、毎回設定を変更する手間が省けます。
シーンコレクションも整理し、不要なシーンは削除することで、OBSの動作が軽快になるのです。
アップグレードのタイミング
配信PCのアップグレードは、パフォーマンスの低下や新しい配信スタイルへの対応が必要になったタイミングで検討すべきです。
全てのパーツを一度に交換する必要はなく、ボトルネックになっている部分から段階的にアップグレードするのが賢明でしょう。
グラフィックボードは、2〜3年でアップグレードを検討する価値があります。
新世代のエンコーダーは、画質と効率が大幅に向上しており、配信品質の向上に直結します。
GeForce RTX 50シリーズのNVENCは、前世代と比較して同じビットレートで約20%の画質向上を実現しており、視聴者の満足度を高められるのです。
メモリは、32GBで不足を感じるようになったら64GBへのアップグレードを検討しましょう。
DDR5メモリは、スロットに空きがあれば追加するだけで容量を増やせます。
ただしメモリの相性問題を避けるため、同じメーカー・同じ型番のメモリを追加するのが安全です。
CPUのアップグレードは、マザーボードの対応状況を確認する必要があります。
同じソケットの上位モデルに交換できる場合は、比較的容易にアップグレードできますが、世代が変わるとマザーボードごと交換になるため、コストが大きくなってしまいますよね。
よくある質問


配信用PCとゲーミングPCの違いは何ですか
特にCPUのコア数とメモリ容量は、配信用途では重要度が高くなるのです。
純粋なゲーミングPCなら8コア16GBでも十分ですが、配信PCでは12コア以上と32GB以上が推奨されます。
1PC配信と2PC配信はどちらがおすすめですか
NVENCとx264はどちらが高画質ですか
特にMediumプリセット以上を使用した場合、NVENCとの画質差は明確に現れます。
ただしx264は大きなCPU負荷がかかるため、ゲームパフォーマンスとのトレードオフになります。
最新のNVENC(GeForce RTX 50シリーズ)は、AV1コーデックに対応し、従来のH.264と比較して大幅に画質が向上しているため、実用上はNVENCでも十分な品質を確保できるのです。
配信に最適なビットレートは何kbpsですか
配信プラットフォームによって推奨値が異なります。
Twitchは非パートナーで最大6000kbps、パートナーで最大8500kbpsです。
YouTubeは最大51000kbpsまで対応していますが、視聴者の回線速度を考慮すると8000〜10000kbpsが現実的でしょう。
1080p60fps配信なら8000kbps、1080p30fpsなら5000kbps、720p60fpsなら4500kbps程度が目安になります。
ビットレートが高いほど画質は向上しますが、視聴者側でバッファリングが発生する可能性があるため、バランスが重要です。
配信PCの寿命はどのくらいですか
適切なメンテナンスを行えば、5年程度は現役で使用できます。
ただし配信技術の進化は速く、3年程度で新しいエンコード技術や高解像度配信が主流になる可能性があります。
段階的なアップグレードを行うことで、常に最新の配信環境を維持できるのです。

